紙幣の肖像になった人たちの功績など紹介する展示会 中津市

中津市出身で一万円札の肖像になっている福沢諭吉をはじめ、紙幣の肖像に採用された人たちの功績などを紹介する展示会が中津市で開かれています。

中津市歴史博物館には、福沢諭吉をはじめ、来年発行される新しい一万円札に採用される渋沢栄一など5人に関する90点余りの資料が展示されています。

このうち中津市に設立された学校で学ぶ若者向けに書かれた福沢諭吉の代表的著書、「学問のすゝめ」の初版本は、現在では10冊余りしか残されていないということです。

また、福沢諭吉が渋沢栄一に出した書簡は、アメリカの新聞社の社長の来日にあわせて開いた歓迎会に渋沢の出席を求める内容となっています。

中津市歴史博物館の松岡李奈学芸員は、「今回は福沢とゆかりのある人物をピックアップした。中津市でこれだけの貴重な資料がそろうことは珍しいので、ぜひ見てほしい」と話していました。

この展示会は今月18日まで開かれています。