「早春賦」など作詞 吉丸一昌の生誕150年イベント 臼杵市

「日本の歌百選」に認定された「早春賦」などの作詞で知られる作詞家の吉丸一昌の生誕150年を祝うイベントが出身地の臼杵市で行われました。

吉丸一昌は、1873年9月15日に生まれ、明治の終わりから大正にかけて「早春賦」をはじめ数々の唱歌や学校の校歌などの作詞を手がけました。

ことしが吉丸の生誕150年にあたることから、臼杵市の中央通り商店街では音楽イベントが開かれました。

会場では地元のミュージシャンたちが、ドイツ民謡を吉丸が日本語に訳した「故郷を離るる歌」や「早春賦」などを披露しました。

訪れた人たちは手拍子をしたり、一緒に口ずさんだりして吉丸の名曲を楽しんでいました。

このイベントを主催する臼杵市中央通り商店街振興組合の徳丸香枝理事は、「すごい偉業をなさった方なので1人でも多くの人に知ってもらいたい」と話していました。

臼杵市では今月末まで、吉丸の功績を伝える展示会やクイズラリーが行われるほか、記念コンサートも予定されています。