大分県の人口 10年連続で減少 外国人増加率は全国1位に

ことし1月1日現在の大分県の人口は112万人余りで10年連続で減少となった一方、県内に住む外国人の増加率は全国で最も高くなったことが総務省のまとめで分かりました。

総務省は毎年1月1日時点の住民基本台帳を基に、国内に住む日本人や外国人の数をまとめています。

それによりますと、大分県の人口は112万3525人で前の年から7615人減、10年連続の減少となりました。

年齢別の割合は、▽0歳から14歳までの「年少人口」が11.84%、▽15歳から64歳までの「生産年齢人口」が54.70%、▽65歳以上の「老年人口」が33.46%となっています。

全国で見ると、▽「老年人口」の割合は全国で10番目に高い一方、▽「生産年齢人口」の割合は全国で9番目に低くなっていて、少子化や高齢化が進んでます。

一方、県内に住む外国人の数は1万5286人と前の年から3585人増えていて、▽人口増加率は30.64%、▽就職や就学に伴う社会増加率は30.53%といずれも全国で最も高くなり、中でも中津市や別府市で外国人の数が増えています。

大分県で外国人の増加率が高くなったことについて、総務省の担当者は「入国制限の緩和によって、外国人実習生や留学生が増えたためではないか」とみています。