日田市の「進撃の巨人ミュージアム」別館オープン

オープン以来25万人余りが訪れている日田市の観光スポット、人気漫画「進撃の巨人」の「ミュージアム」に20日、新たに別館が設けられました。
展示されている原画には作者のコメントが4か国語で紹介されていて、インバウンドも含め多くの観光客の訪問に期待が高まっています。

別館は、地元の町おこし団体などが日田市の中心部に近いビール工場内に設けました。

施設には、作者で地元出身の諫山創さんが自ら選んだ原画が、漫画1巻につき2枚ずつ、あわせて68枚展示され、それぞれに添えられた諫山さんのコメントが英語と中国語、それに韓国語でも紹介されています。

このうち、最も人気が高いキャラクターの登場シーンを描いた原画には「このリヴァイ兵長で売れてやるぞ、と鼻息を荒くしてました」と当時の心境が記され、その後の戦闘シーンでは「リヴァイが躍動すればするほど漫画の人気が上がった」と、狙いどおりにいったことを明らかにしています。

福岡市から訪れた40代の男性は「作者ならではの視点から新たなことがわかり、奥が深いなと感動しました」と話していました。

「進撃の巨人」は、この秋、アニメの完結編の後編がNHK総合で放送される予定で、ミュージアムを運営するまちおこし団体の稲葉孝政会長は「ミュージアムとアニメの放送でインバウンドをはじめ多くの人に日田市に来てもらいたい」と話しています。