「鶴崎踊」の大会 国道を歩行者天国にして開催 大分市

大分市に戦国時代から伝わる伝統芸能「鶴崎踊」の大会が19日夜、大分市の国道を歩行者天国にして開かれました。

「鶴崎踊」は戦国時代のキリシタン大名、大友宗麟の家臣が京都から踊り子を呼び寄せて踊らせたのが始まりとされ、国の「選択無形民俗文化財」となっています。

大会は19日夜、大分市鶴崎の国道197号線を歩行者天国にして行われ、地元の自治会や企業など37の団体からおよそ700人の踊り手が参加しました。

参加した人たちは色とりどりの浴衣や鶴の形をした被り物などを身にまとい、優雅な曲調の「猿丸太夫」と軽快なテンポの「左衛門」の2つの踊りを笛や三味線の演奏に合わせて披露していました。

見物に訪れた70代の男性は「優雅さやゆっくりとしたリズムが素敵な踊りだと思います。歴史のある地域の伝統行事なので大事にしていきたい」と話していました。

また、踊りに参加した人は「お客さんが多くて緊張します。楽しい踊りなので、たくさんの人に一緒に踊ってもらいたいです」と話していました。