ガソリン価格 1リットル184.4円 15年ぶりの高値水準

県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、今月7日時点で、1リットルあたり184.4円と先週から4円値上がりし、2008年8月以来、15年ぶりの高値水準となりました。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、今月7日時点の県内のレギュラーガソリンの1リットルあたりの小売価格は、先週から4円値上がりして184.4円となりました。

県内のガソリン価格は値上がりが続いていて、先週は去年8月以来、180円を超えましたが、今週も大幅に値上がりし、2008年8月以来15年ぶりの高値水準となりました。

全国の平均価格は12週連続で値上がりして180.3円となり、15年ぶりに180円を超えました。

価格高騰の要因について、石油情報センターは、国からの補助金がことし1月以降、段階的に縮小されていることや、主要な産油国のサウジアラビアが原油の自主的な追加減産を来月まで延長すると発表し、原油価格が上昇していることをあげています。

国は9日以降、各地のガソリンスタンドに卸される分から、1リットルあたり12円の補助金を支給することにしています。

今後の見通しについて、石油情報センターは「欧米の経済の先行きが底堅いという見方もあり、需要の回復から需給がひっ迫し、今後もガソリン価格も値上がりすることが予想される」としています。