宇佐市 「子ども食堂」支援で地元企業と協定締結

子どもに食事や居場所を提供する「子ども食堂」は物価の上昇によって厳しい運営を迫られています。
こうした中、宇佐市では地元企業がパンを無料で提供するなど子ども食堂を支援する取り組みが始まりました。

この取り組みは子ども食堂の活動を支援しようと宇佐市が、運営団体と地元企業の間で協定を結んだもので、7日締結式が行われました。

協定には地元の食品会社と清掃会社が連携して傷がつくなどして出荷できなくなったパンを毎月、600個ほど無料で提供するとともに、配達することなどが盛り込まれています。

今回の協定でフードロスの解消や子ども食堂の安定した運営につながることが期待されています。

協定を結んだ「宇佐パン粉」の岩井正久社長は「フードロスを生かす道を模索する中で、子ども食堂さんにも喜んでいただける取り組みということで精いっぱいがんばりたい」と話しています。

子ども食堂を運営する「四日市まちん中食堂」の狩野加代子代表は「食事を作るにしても材料や調味料が高くなったので大変です。今回の協定はたいへん助かります」と話していました。