宇佐市で「高校生議会」開催 生徒たちが市政の課題を質問

若い世代に政治への関心を高めてもらおうと、宇佐市で「高校生議会」が開催され、生徒たちが市政の課題について考えました。

この「高校生議会」は、宇佐市が平成28年から開催しているもので、4日は、宇佐市議会の議場に市内の高校生合わせて21人が集まりました。

はじめに、永松郁市議会議長が「きょうの経験が皆さんと宇佐市の未来に有意義なものになると期待しています」とあいさつしました。

このあと、宇佐産業科学高校3年生の立石萌絵さんが、耕作放棄地の対策について市の担当者に質問しました。

これに対して、市の担当者は、耕作放棄地を早期発見する農地パトロールや、ニーズに合わせた再利用事業などについて説明しました。

このほか、生徒たちは留学生への医療費補助や観光客向けの電動モビリティーの貸し出しなどを提案し、宇佐市の未来について真剣に考えている様子でした。

安心院高校3年生の後藤那奈さんは「市の人口減少に興味があって質問したら、しっかりとした答弁があり、うれしかったです」と話していました。

宇佐市の永野直行副市長は「選挙年齢も18歳からとなったので、高校生にも市の施策に興味を持ってもらい、街の活性化につなげたい」と話していました。