東九州新幹線 大分県が久大本線ルートも調査始める

大分県が実現を目指している東九州新幹線で、県は日豊本線に沿ったルートに加え、日田市や由布市を通る久大本線に沿ったルートについても可能性がないか調査を始めました。

東九州新幹線は、福岡から大分などを経由して鹿児島まで結ぶもので、大分県などが実現を目指していますが、詳細なルートは決まっていません。

県では北九州市や中津市、それに別府市を通る日豊本線に沿ったルートの調査を進めてきましたが、新たに福岡県久留米市や日田市、由布市を通る久大本線に沿ったルートについても調査を始めました。

県交通政策課によりますと、久大本線に沿ったルートは日田市や由布市の観光振興への効果が期待されるほか、長崎駅と佐賀県の武雄温泉駅間で去年開通した西九州新幹線との接続による経済効果も期待されるということです。

県は、久大本線に沿ったルートの調査結果をことしの秋ごろにも公表し、日豊本線に沿ったルートとの費用対効果と比較するなど具体的な議論を進めていきたいとしています。