30日までの1週間 熱中症とみられる症状で107人病院搬送

30日までの1週間に県内で熱中症とみられる症状で病院に搬送された人は107人とことし初めて100人を超えました。
県は、冷房を適切に活用し、屋内でもこまめに水分を補給するなど、対策の徹底を呼びかけています。

この1週間、県内では日田市の最高気温が37度とことし最も暑くなったほか、4日連続で「熱中症警戒アラート」が出されるなど、危険な暑さが続きました。

県のまとめによりますと、30日までの1週間に熱中症とみられる症状で病院に搬送された人は107人で前の週から19人増えました。

100人を超えるのはことし初めてです。

このうち、重症と診断されたのが6人、入院が必要な中等症が46人、軽症が55人でした。

また、年齢別では65歳以上の高齢者が70人と、全体の65%を占めています。

このほか、搬送された人には含まれていませんが、先週は大分市の64歳の男性と九重町の73歳の男性がいずれも熱中症の疑いで亡くなっています。

全体のおよそ半数は自宅から搬送されているということで、県は「屋内にいるときも熱中症の危険性があるので、冷房を適切に活用し、こまめに水分を補給するなど対策を徹底して欲しい」としています。