JR九州初 女性のディーゼルカー運転士が誕生

JR九州が発足して以来、初めてとなるディーゼルカーの女性運転士が誕生し、「女性が活躍できる場を広げられるような存在になりたい」と意気込みを語りました。

「JR九州大分支社大分乗務センター」に所属する牧野友紀さん(28歳)は、6年前にJR九州に入社し、駅員や車掌の業務をへて電車の運転士免許を取得しました。

さらに先月には、ディーゼルカーの免許もとり、現在、久大本線や豊肥本線などで運転士として乗務しています。

牧野さんは20日、乗務前に報道陣の取材に応じ、「お客様にとって身近な運転士になりたい」と目標を明かしました。

ディーゼルカーと電車の運転士免許はそれぞれ別で、電車の女性運転士は現在、JR九州におよそ50人いますが、ディーゼルカーの女性運転士は1987年のJR九州発足以来、牧野さんが初めてだということです。

牧野さんは、「女性運転士が活躍できる場を広げられるような存在になりたい」と意気込みを語りました。

このあと牧野さんは、正午すぎに大分駅から「九州横断特急」に乗り込み、運転にあたっていました。

JR九州では、今後も女性が働きやすい職場環境の整備に取り組み、女性社員の活躍を進めていきたいとしています。