竹田市の小学生が捕まえたホタルを福祉施設にプレゼント

竹田市の小学生が、自分たちで捕まえたホタルを「友情の蛍」として、大分市の福祉施設に入所する人たちにプレゼントしました。

この取り組みは、竹田市の旧明治小学校と大分市の福祉施設、「清明あけぼの学園」が交流を深めようと、昭和28年から続いています。

旧明治小学校が竹田小学校と統合したあとも交流は続いていて、3日は施設の入所者9人が竹田小学校を訪れ、贈呈式が行われました。

式では、竹田小学校の児童が学校や自宅の近くで捕まえた100匹余りのホタルを施設の代表に手渡しました。

そして、児童を代表して6年生の松井稀さんが「ホタルに込められた思いを学び、親睦をより深めたいと思いました」とあいさつしました。

このあと、子どもたちは手話を使って自己紹介したり、「ボッチャ」を体験したりして交流を深めていました。

竹田小学校の児童は「みんなで捕まえたホタルを大切に育ててほしいです」と話していました。

また、「清明あけぼの学園」の入所者は「ホタルをもらえてうれしかったし、一緒に遊ぶことができて楽しかったです」と話していました。

プレゼントされたホタルは、園で1か月ほど飼育し、卵がふ化したら幼虫を竹田市内の川に放流するということです。