小学生が土砂災害を防ぐ森林の大切さを学ぶ授業 中津市

本格的な大雨のシーズンを迎えるなか、土砂災害を防ぐ森林の大切さを学ぶ授業が中津市の小学校で行われました。

中津市の三郷小学校で行われた授業には、4年生から6年生の児童、およそ20人が参加しました。

はじめに、土砂崩れの瞬間を捉えた長野県などの映像を流した上で、県の担当者が土砂災害の危険性が高い場所が県内にも多く、森林の整備を通じて、災害を防いでいることを紹介しました。

このあと、山の模型を使った実験では、雨に見立てたビーズを山頂から流し、整備されていない森林ではビーズが地面にしみこまず、土砂と一緒に流れることで、土砂災害を再現していました。

このほか、土砂災害の怖さを伝えるVR=バーチャルリアリティーの体験コーナーや、日田市で3人が亡くなった平成29年の九州北部豪雨を紹介するパネルも設けられ、子どもたちはタブレットで撮影したり、ノートに書き写したりしていました。

VRを体験した6年生の児童は「土砂が家の中に入ってくる様子などを体験し、災害の怖さを知りました。災害を防ぐためには、森林が大切だと気づくことができました」と話していました。