県内 自転車保険の加入率増加 昨年度は67.0%に
自転車保険への加入が県の条例で義務化されてから、1日で2年です。
保険会社が行ったアンケート調査で県内の保険加入率は、昨年度は67.0%と、前の年度に比べて10ポイント以上増えたことが分かりました。
大分県では、おととし6月から自転車に乗るすべての人が自転車保険に加入することを県の条例で義務化しています。
保険会社「au損害保険」が全国の自転車の利用者を対象に実施したアンケート調査によりますと、県内の自転車の保険加入率は昨年度は67.0%で、前の年度に比べて11ポイント増えました。
また、県が配信している健康管理アプリの利用者を対象に去年9月に行ったアンケート調査でも、自転車保険の加入率は77.1%と、前の年度を2.5ポイント上回りました。
県生活環境企画課は「条例の効果が現れているのではないか」とする一方、時間の経過とともに条例の認知度が低下すると、自転車保険の加入率が低下するおそれもあるしていて、「自転車でも相手にけがなどを負わせると、高額な賠償金の支払いを求められることもある。保険に加入しているかどうか、改めて確認してほしい」としています。