ミニトマトをもっとおいしく プロの演奏家が音楽会 竹田
ミニトマトを育てている竹田市の農園で、おいしく育ってほしいという願いを込めて、プロの演奏家による音楽会が開かれました。
27日は竹田市荻町のミニトマトを育てている農業用ハウスの前に、地元の人などおよそ20人が集まりました。
演奏をしたのは、プロの演奏家として国内外で活躍するコントラバス奏者の森田良平さんとピアノ奏者の室屋麗華さんです。
2人は▽エルガーの「愛の挨拶」などクラシックの名曲のほか、▽竹田市にゆかりのある作曲家、瀧廉太郎の「花」など8曲を演奏しました。
夏の収穫時期を控えたミニトマトにも届くよう響く音色に集まった人たちは耳を傾け、手拍手をしたりスマートフォンで動画を撮ったりするなどして思い思いに楽しんでいました。
また、音楽会では、地元の小学生がコントラバスの演奏を体験し、真剣な表情で弓を弦に当てていました。
コントラバスを演奏した女子児童は「初めて演奏しました。ほかにもいろいろな楽器を弾いてみたいです」と話していました。
森田さんは「風が心地よく、鳥の声も聞こえるような環境で新しい音楽の形を届けられました。おいしいトマトができたらいいと思います」と話していました。