マイナンバー「公金受取口座」別人にひも付け 大分市長が説明

マイナンバーにひも付けて登録する「公金受取口座」について、大分市で誤って別の人のマイナンバーに登録されるトラブルが確認されたことを受けて、足立市長は25日の会見で改めて経緯を説明しました。

総務省が進める「マイナポイント事業」の手続きをめぐり、大分市は24日、市役所の窓口で公金受取口座を登録する際に、誤って別の人のマイナンバーにひも付けられるトラブルが去年、2件起きていたことを明らかにしました。

これを受けて大分市の足立市長は25日、就任後初めてとなる定例会見でこれまでの経緯を説明しました。

それによりますと、トラブルの発覚後、デジタル庁に報告した際は「属人的なミスなので公表しない」という返答があったものの、今月になって同じようなトラブルが全国で起きていることが公表されたため、市でも個別に発表したということです。

その上で足立市長は「ミスは最小限に抑えなければいけないが、それによってセキュリティーが向上していくという側面もあり、今はその過程にあると捉えてほしい」と述べました。

大分市によりますと、マイナンバーと登録した口座が一致しているかどうかは手続きを行なった支援窓口か、専用サイトの「マイナポータル」で確認できるということです。