eスポーツで高齢者の認知症予防 臼杵

若者を中心に人気を集める「eスポーツ」を高齢者に楽しんでもらい、認知症予防に生かそうという取り組みが臼杵市で行われました。

取り組みは臼杵市南津留地区のコミュニティセンターで行われ、70代から90代のお年寄り、およそ50人が参加しました。

挑戦したのは、音楽のリズムに合わせて太鼓をたたくゲーム「太鼓の達人」で、ゲームを競技として行う「eスポーツ」の1つとしても親しまれています。

参加者ははじめに、サポート役の高校生と画面を見ながら、赤や青といった印を見分けて、太鼓の中心やふちをたたくことや、たたくタイミングのコツを教わりました。

そして、実際にゲームが始まると、参加者は慣れない操作に戸惑いながらも、体を揺らしながらリズムをとり、楽しそうにバチでたたいていました。

70代の女性は「20年ぶりくらいにゲームをしました。手を動かすので頭の運動になったし、お年寄りも楽しめると思います」と話していました。

サポートをした日本文理大学附属高校の生徒は「喜んでゲームをしている様子を見てうれしくなりました。ゲームを通して、世代を超えた交流をしていきたい」と話していました。

この地区では、今後も定期的に「eスポーツ」を健康づくりに取り入れたいとしています。