土砂災害発生リスク高い場所を点検 梅雨入り前に中津

梅雨入りを前に、土砂災害発生のリスクが高い場所の状況を点検するパトロールが、中津市で行われました。

この防災パトロールは、梅雨入り前のこの時期に毎年行われているもので、17日は、中津市や県の担当者など40人あまりが参加しました。

参加者は、土砂崩れや浸水被害のおそれがある2か所をまわり、このうち、耶馬溪町の栃木地区では、民家の裏山の斜面が大雨の際に山林崩壊のおそれがあるとして、平成26年のパトロールで「災害危険予想地域」に指定されていますが、今回のパトロールでも現場の状況を確認した結果、前回と同じとなりました。

また、本耶馬渓町の跡田地区では、家屋付近の石積みが川が増水すると崩れるおそれがあるとして、新たに「災害危険予想地域」に加えられました。

中津市内には18日に新しく指定された所も含め30か所の「災害危険予想地域」があり、これらの情報は災害発生に備えるため関係各所で共有しているということです。

中津市防災危機管理課の鳴良彦課長は「これから出水期を迎えるが、各家庭でも改めて備えの再点検を行ってほしい」と話していました。