大分県 5類移行後初の新型コロナ感染発表 緩やかな増加傾向

県は新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、今月8日から「5類」に移行してから初めてとなる県内の感染者の状況を、17日、発表しました。
それによりますと、1医療機関あたり2.40人で、県では県内の感染状況は「緩やかな増加傾向にある」としています。

新型コロナウイルスの感染者の発表は、「5類」移行を受けて、これまでのすべての感染者数を発表する「全数把握」から、インフルエンザなどと同じ県内58の指定医療機関で1週間の間に確認された新規感染者数を集計したうえで、1医療機関あたりの平均感染者数を発表する「定点把握」に変わりました。

変更以降、初めてとなる発表が、17日行われ、それによりますと、今月8日から14日までの1週間であわせて139人でした。

保健所別では、別府市や杵築市などを管轄する東部保健所管内が52人、大分市保健所管内が36人、中津市や宇佐市などを管轄する北部保健所管内が24人、日田市などを管轄する西部保健所管内が12人、由布市や臼杵市などを管轄する中部保健所管内が6人、豊後大野市と竹田市を管轄する豊肥保健所管内が5人、佐伯市を管轄する南部保健所管内が4人でした。

また、1医療機関あたりの平均の感染確認数は2.40人でした。

過去3週間の発生状況と今回の定点把握を同じ条件で比較すると「緩やかな増加傾向にある」ということで、県感染症対策課は、「感染者数が比較できるようになる来週以降の動向をしっかり注視していきたい」としています。