大分大学附属病院 「ケアメイク」を提供する専用施設開設
病気や治療に伴う肌のくすみや爪の変色など、見た目の変化を化粧でカバーし、生活の質の向上を目指す「ケアメイク」を提供する専用の施設が大分大学医学部附属病院に新たに開設され、13日、関係者にお披露目されました。
大分大学医学部附属病院に開設されたのは、病気や治療に伴う肌のくすみや爪の変色など、患者が抱える見た目の変化を化粧でカバーする「ケアメイク」と呼ばれる化粧療法の専用施設です。
13日、病院関係者などが出席して式典が開かれ、大分大学の北野正剛学長が「患者のため、地域のために、この施設が役立つことを願っています」とあいさつしました。
このあと、ネイリストによる手や足の爪のケアの実演も行われ、出席者たちが興味深そうに見学していました。
専用施設の運営は、「ケアメイク」の普及に取り組む「国際化粧療法協会」が担い、当面は患者を対象にしたカウンセリングや専用の化粧品の展示を行うほか、ことし6月以降は実際に「ケアメイク」も行うということです。
国際化粧療法協会の大石華法会長は、「多くの患者さんに利用していただき、笑顔になってもらいたい」と話していました。