佐伯駅にシャワー室備えたサイクリングルーム 自転車で観光を

観光地の活性化に期待が高まります。
大分県佐伯市は、美しい自然を自転車に乗って満喫してもらおうと、駅にシャワー室などを備えたサイクリングルームを整備しました。

佐伯市では、観光スポットを自転車で巡るコースを設定するなど、自転車を活用した観光対策に力を入れています。

この一環で、佐伯市とJR九州は協力して、このほど佐伯駅の待合室を改修してサイクリングルームを整備しました。

12日は、完成を記念したイベントに多くの人が訪れ、コロナ禍で人気を集めたバーチャルサイクリングや、マウンテンバイクの試乗などを楽しんでいました。

サイクリングルームには、タイヤの点検など自転車を整備するスペースや朝5時半から夜11時まで利用できる更衣室やシャワー室が備えられています。

このほか、市内の観光スポットを紹介した地図や冊子が置かれ、サイクリングを通した観光の拠点施設として活用が期待されています。

佐伯駅の原野結駅長は「自転車を楽しむ人たちに利用してもらって地域の活性化につながればうれしいです」と話していました。

佐伯市では、自転車を列車に持ち込める「サイクルトレイン」の運行なども企画していて、観光対策に力を入れる方針です。