人気アニメ「進撃の巨人」完結編の放送前に日田市では期待

人気アニメ、「進撃の巨人」の完結編が放送されるのを前に、作者の出身地でファンの間で“聖地”とされる日田市では、まちの活性化への期待が高まっています。

「進撃の巨人」の作者、諫山創さんの出身地、日田市は作品を通じたまちおこしに取り組んでいて、ファンの間で“聖地”とされています。

このうち、原画や資料を集めた「ミュージアム」では、放送に合わせて設置された主人公、エレンの等身大のパネルの前で、記念撮影をするファンが相次いでいます。

地元のまちおこし団体によりますと、関連スポットを目当てに日田市を訪れた人は去年11月までの2年間でおよそ45万人にのぼり、その経済効果は50億円を超えたということです。

長引くコロナ禍で苦しんできた観光業の関係者は、今回の放送が「まちの活性化につながってほしい」と期待を寄せています。

ミュージアムの責任者の森繁基さんは「『進撃の巨人』を通じて多くの人に日田市の観光やお土産品を楽しんでほしいです」と話していました。

「進撃の巨人」のアニメの完結編は2部構成で、前編がNHK総合で、3日の深夜にあたる4日午前0時25分から放送され、後編がことし中に放送される予定です。