大分空港から沖縄・新石垣空港へ 来月チャーター便運航
大分空港には沖縄への定期便がありませんが、来月、新石垣空港へのチャーター便が、1往復限定で運航されることになりました。
これは、大分県や航空会社などでつくる大分空港利用促進期成会が19日県庁で発表しました。
大分空港と新石垣空港とを結ぶチャーター便は、全日空が運航し、来月23日に大分空港を出発して25日に新石垣空港から戻ります。
座席数が146席のエアバス社の旅客機が使われ、航空券はツアー商品として20日から販売されるということです。
かつて大分空港では全日空が那覇空港への定期便を1日1往復運航していましたが、搭乗率の低迷にともなって平成19年に運休しました。
県によりますと、九州で沖縄への定期便がないのは大分県と佐賀県のみで、再開を望む声が寄せられたため、全日空に働きかけた結果、今回のチャーター便が運航されることになったということです。
コロナ禍で落ち込んだ大分空港の利用客は回復傾向にあり、県は今回のチャーター便を弾みに、定期便の復活にも期待を寄せています。
大分県交通政策課の比護哲史課長は「大分にとって沖縄へのアクセスの悪さは課題だった。大分空港から沖縄に直接行ける利便性を多くの人に感じてほしい」と話しています。