新型コロナ感染拡大とインフルエンザ 「発熱外来」がひっ迫

年末年始以降の感染拡大を受けて、大分市内では9日と8日、大分三愛メディカルセンターと大分市医師会立アルメイダ病院、それに府内大橋こどもクリニックで、ドライブスルー形式の発熱外来が設けられました。

これらの医療機関によりますと、発熱外来には、これまで以上に多くの人が訪れたということで、2日間で合わせて602人が受診し、このうち372人が新型コロナウイルスの陽性と確認されたということです。

また、県内が流行期に入ったインフルエンザについても、96人の陽性が確認され、陽性率は15.9%と明らかな増加傾向にあるということです。

県感染症対策課は「インフルエンザが今後、さらに流行し、新型コロナと同時流行することが懸念される。かなりの人が発熱外来を訪れているので、症状が軽い人や重症化リスクが低い人には、市販の抗原検査キットや解熱剤などを利用し、医療機関の負担の軽減に協力していただきたい」としています。