車いすのダンサーなどによる「超ダイバーシティ芸術祭」別府市
障害の有無や性別にかかわらず、芸術文化の多様性を発信しようというイベントが別府市で行われ、車いすや低身長症のダンサーらが力強いダンスを披露しました。
「超ダイバーシティ芸術祭」というこの催しは、「日本財団」が主催して大阪や名古屋など全国各地で開いているものです。
23日は、イベントのフィナーレが別府市役所中庭の「市民ひろば」で開かれました。
最初に、開会セレモニーが行われた後、車いすや低身長症のダンサーのほか、県内で活動する障害のあるダンサーが出演してパフォーマンスが行われました。
客席いっぱいに集まった観客からの大きな手拍子を受けながら、ダンサーたちは体全身を使った力強いダンスを披露していました。
ダンスを披露した県内で活動する障害者ダンスチーム「レッツダンスでガッツ元気の会」の小佐井結衣さんは「緊張したけど、練習の成果を発揮して楽しくダンスできた」と話していました。
「日本財団」の樺沢一朗常務理事は「別府は障害者に対する偏見のない、世界でも極めて珍しく、このイベントの最後にふさわしい街だ。このようなパフォーマンスを通して、障害のある人への理解を深めてほしい」と話していました。