銀行窓口で高齢者の認知症の兆候把握へ 研修会開く 宇佐市

金融機関の窓口を訪れるお年寄りへの対応を通じて福祉サービスの提供など見守りの強化につなげる取り組みを始めている宇佐市で、銀行員を対象に、高齢者の認知症の兆候を的確に把握し行政との情報共有につなげてもらおうという研修会が開かれました。

宇佐市は、窓口を訪れたお年寄りに支援が必要だと判断した金融機関から個人情報を共有してもらうことで、福祉サービスの提供など見守りの強化につなげようとことし2月、市内に支店を置く7つの金融機関と協定を結んでいます。

これを受けて23日、大分銀行宇佐支店では窓口業務などにあたっている行員20人が参加して、認知症の兆候を的確に把握するための研修会が開かれました。

研修会では、市の社会福祉協議会の職員が認知症の高齢者が銀行の窓口に訪れたという想定でやり取りを実演してみせたあと、専用のチェックシートを使って高齢者のどういった言動に注意が必要なのか、詳しく説明しました。

チェックシートは、物忘れや性格の急な変化など軽度の認知症の兆候を16項目にわたって確認するもので、実際にそれぞれの金融機関で活用することになっています。

参加した行員の1人は「学んだことを窓口でも実践して、認知症の早期発見につなげていきたい」と話していました。