新紙幣発行 新潟県警察本部が便乗詐欺に注意呼びかけ

県警察本部は、新しい紙幣の発行に便乗した詐欺に注意するよう呼びかけています。

警察によりますと、新紙幣の発行に便乗した詐欺の被害は、県内ではこれまでに確認されていませんが、今後、発生するおそれがあるとしてチラシを作成するなどして注意を呼びかけています。
詐欺の手口について県警察本部安全安心推進室の齋藤浩志室長によりますと、「国や金融機関の職員を名乗る者から『新紙幣が使えなくなるため、預かります』とか、『国の施策で新紙幣がATMで使えるか調査している。モニターとしてATMの操作に協力してほしい』などと、うその話を持ちかけてお金をだまし取ろうとするおそれがある」と話していました。
また、齋藤室長は「SNSなどに『古い紙幣が使えなくなる』などといった広告が載ることによって、幅広い世代で詐欺被害にあう可能性がある」と話していました。
そして、新紙幣が発行されたあとも従来の紙幣が使えなくなることはないとしたうえで、「紙幣が使えなくなるので、交換しますというような電話がかかってきたら、まず、詐欺を疑って、絶対にお金を渡さないでほしい」と話していました。