南極昭和基地と通信で結び新潟 上越市の小学校で「南極教室」

南極の昭和基地と全国各地の学校を衛星通信で結んで交流する「南極教室」が上越市の小学校で開かれ、子どもたちが観測隊員から南極の自然環境や現地での生活を学びました。

「南極教室」に参加したのは上越市の東本町小学校のおよそ60人の6年生で、28日は通信がつながると、教室に設けられたモニターに、上越市のレストランでシェフの経験があり、今は南極基地で調理を担当している高木和弥さんが登場しました。
高木さんはまず、オーロラや白夜など南極の気象現象やコウテイペンギンなどの現地の動物を写真や動画で説明しました。
そして担当の調理については、南極では冷凍の食材で料理を作っていることや、外でアイスクリームを作ることができると伝えていました。
このあと観測隊員との質疑の時間が設けられ、南極の医療体制について子どもたちが質問すると、担当の隊員が「町の診療所のような感じで手術台もありますが、日本より設備は整っていないので健康に気をつけています」と答えていました。
参加した男子児童は「南極に行ってきれいなオーロラを見たくなりました。南極の海にはどんな生き物がいるのか気になりました」と話していました。