新潟 西区の中学生 県警察学校で職場体験

将来の進路の選択に役立ててもらおうと、新潟市西区の中学生が職場体験で県警察学校を訪れ、現場の指紋や足跡を採取する鑑識活動など警察の仕事を学びました。

職場体験を行ったのは、新潟市西区の小新中学校で、25日は2年生の生徒10人が県警察学校を訪れました。
生徒たちはまず、警察学校で新人の警察官が受ける装備品の点検や警備に関する授業の内容などについて教官から説明を受けました。
続いて警察官の制服を着て敬礼の練習を行った後、記念写真を撮影しました。
その後、生徒たちは犯人の足跡などを見つけるという想定で鑑識の授業を受け、教官の指導を受けながら斜めの方向からライトで地面に置いた下敷きを照らし、犯人のものと一致する足跡を見つけていました。
参加した男子生徒は「警察官がかっこいいと思い参加しました。実際の警察官の業務を知ることができて、警察官になりたいと改めて思いました」と話していました。
県警察本部によりますと、昨年度の県内の警察官の採用試験の受験者数は380人で、過去10年間で最も多かった平成27年度の3分の1ほどになっています。
県警察学校の福井葉子副校長は「生徒たちには、警察学校の訓練や授業に興味をもってほしいです。今回の職業体験は、記憶に残るものになると思うので、将来、職業選択をする際に参考にしてほしいです」と話していました。