世界遺産登録実現の場合のイベント費用など佐渡市が補正予算案

「佐渡島の金山」の世界文化遺産への登録が来月審議されるのを前に佐渡市は、登録が実現した場合に行われる記念イベントの費用などを盛り込んだ、一般会計の総額で1億円余りの補正予算案を、14日市議会に提出しました。

佐渡市の定例市議会が14日開会し、市は一般会計の総額で1億円余りの補正予算案を提出しました。
このうち、来月、世界文化遺産への登録が審議される「佐渡島の金山」の関連では、登録が実現した場合に相川地区や小木地区などで行うイベントの費用として190万円余りを計上しています。
また登録にともなって観光客の増加が見込まれることから、レンタサイクル料金の割引きなどのキャンペーン費用として1100万円余り、それに、市内で深刻化するタクシー不足への対応として、一般のドライバーが有料で観光客や市民を運ぶライドシェアの調査費用として430万円余りを計上しています。
この調査は来月26日から9月1日にかけて両津地区や相川地区など、タクシー不足が深刻な地域で行われ、配車アプリを使った予約や乗車がスムーズにできるかや、利用者が多い時間帯などを調べます。
市によりますとこうした調査が行われるのは県内で初めてだということで、市は結果をもとに、今後、ライドシェアを導入するかどうか検討を本格化させることにしています。