柏崎刈羽原発の再稼働 柏崎市長 来月までに東電社長と面談へ

再稼働を巡り地元の同意が焦点となっている柏崎刈羽原子力発電所について、原発が立地する柏崎市の桜井市長は、再稼働の同意を巡る判断材料にするため、来月までに東京電力の小早川智明社長と面談する方向で調整していることを明らかにしました。

これは6日、柏崎市の桜井市長が記者会見で明らかにしたものです。
この中で桜井市長は、7号機の原子炉に核燃料を入れた状態での検査が進み、設備面の準備が終盤に入っている柏崎刈羽原発について、再稼働の同意を巡る判断材料にするため、来月までに東京電力の小早川社長と面談する方向で調整していると明らかにしました。
一方で、桜井市長は再稼働への同意を巡る最終的な判断時期について、「これまで県、柏崎市、それに刈羽村が会談して判断を示してきたが、花角知事が今はその時期ではないと考えていると思う」と述べ、花角知事の判断時期を踏まえる考えを示し、明言しませんでした。
また、面談の際には5年前、東京電力に対して行った柏崎刈羽原発で1基以上を廃炉にする計画の明確化など7項目の要望について、現在の取り組み状況を確認する考えを示しました。
柏崎刈羽原発の再稼働を巡っては地元の同意が焦点になっていますが、能登半島地震を受け、花角知事は避難や屋内退避などに関する国の対応を注視する姿勢を示しています。