大玉トマトの収穫が本格化 燕

大きく丸い形と、ほどよい酸味が特徴の大玉のトマトの収穫が燕市で本格化しています。

県内有数のトマトの産地、燕市では、大玉のトマトの代表的な品種「桃太郎トマト」を23人の生産者が栽培していて、収穫作業が本格化しています。
「桃太郎トマト」は、大きく丸い形とほどよい酸味が特徴だということです。
生産者の1人、佐久間久男さんの畑では4日午前5時ごろから収穫作業が行われ、まだ青みがかったトマトをひとつひとつ丁寧に収穫していました。
同じく生産者の1人で燕地区園芸協会の江村正樹会長によりますと、ことしは3月に寒い日が続き、農業用ハウスを暖めるためのボイラーに使う灯油が値上がりしたことなどから、生産コストは上がったものの、収穫量は例年どおりと見込まれるということです。
江村さんは「今年のトマトは例年どおり、形が非常にきれいで、自信をもって食べてほしいといえるほどおいしく育ちました。そのままかぶりついたり、ピザの上にのせたりして、さまざまな形でトマトを味わってほしい」と話しました。
地元のJAによりますと、収穫作業は8月上旬まで続き、あわせて300トンが出荷される見込みだということです。