ブロッコリーの出荷始まる 新潟 西区

国民生活に重要な「指定野菜」のひとつに加わるブロッコリーの出荷が、新潟市西区で行われています。

新潟市西区の黒埼地区では野菜の生産が盛んで、先月の雨と暖かさで大きく育ったブロッコリーの出荷が今月上旬から始まっています。
生産者の1人、永井広大さん(29)の畑でも収穫作業が行われていて、14日午前、永井さんがブロッコリーをひとつひとつ丁寧に刈り取っていました。
永井さんは「品質や収穫量は例年以上を見込んでいます。やわらかく味もいいので、ゆでて食べてもらうとよく味が分かると思います」と話していました。
この地区で収穫されたブロッコリーはJAの施設に運ばれ、低温にして鮮度を保つということで、茎までおいしく食べられるということです。
ブロッコリーは消費量が伸びていることから、だいこんやトマトなど国民生活にとって重要な「指定野菜」のひとつに2026年度から加えられることになっています。
JA新潟かがやき黒埼園芸センターの山際崇さんは「検査終了後、冷やしたまま出荷することで品質を保持しています。消費者に楽しんでほしいです」と話していました。
黒埼地区でのブロッコリーの収穫は来月中旬まで続き、合わせて360トンほどが出荷されるということです。