新潟県 気温上昇 湯沢町で4月の観測史上最高の29.4度

26日の県内は広い範囲で晴れて気温が上がり、湯沢町では4月として観測史上最高となる29.4度を記録するなど、各地で6月上旬から7月下旬並みの暑さとなりました。

26日の県内は高気圧に覆われ、広い範囲で晴れて気温が上がりました。
各地の最高気温は阿賀町津川で29.6度、湯沢町で29.4度、魚沼市守門で29.1度、新潟市秋葉区で28.8度、長岡市で28.4度となるなど各地で6月上旬から7月下旬並みの暑さとなりました。
このうち湯沢町で記録した29.4度は、4月としての観測史上最高で、JR越後湯沢駅前では半袖姿で歩く家族連れの姿が見られました。
27日は26日ほど気温は上がらない見込みで、最高気温は阿賀町津川で26度、長岡市と湯沢町で25度、上越市で23度、佐渡市相川で22度、新潟市で21度と、各地で1度から4度ほど低くなると予想されています。

湯沢町では26日、4月としては観測史上最高となる29.4度を観測し、JR越後湯沢駅前では半袖姿で歩く家族連れの姿が見られました。
東京から家族で訪れた40代の女性は「とても暑くて驚いています。息子も暑そうだったので、アイスを食べさせています」と話していました。
また千葉県から訪れた50代の男性は「朝は肌寒かったですが、日中は暑いです。4月でこんなに暑いのは経験がなく、驚いています」と話していました。

こうしたなか新潟県は来月4日ごろから県内は平年より高温になる恐れがあるとして、農作物の管理に注意を呼びかけています。
新潟地方気象台は25日、来月4日ごろから5日間の平均気温が平年より2.4度以上、高くなるという予報を発表しました。
これを受けて県は26日コメ農家に対し、苗を育てている農業用ハウスの換気を十分行い温度を下げることや、田植えの前に苗に十分水を与えるよう呼びかけました。
また、野菜を育てているハウスでは、光を遮る資材を使うなどして温度を下げることや、こまめな水やりをするよう呼びかけています。
県経営普及課の担当者は「農作物の管理を徹底するとともに、作業をする際には熱中症にも気をつけてほしい」と話しています。
県がこうした注意を呼びかけるのはことし初めてで、去年は4月28日に最初の呼びかけを行っています。