新潟県の医師数 全国で4番目に少ない

県内の医師の人数はおととしの時点で10万人あたり227.3人と、全国で4番目に少なかったことが厚生労働省のまとめで分かり、県は引き続き医師の確保に力を入れる方針です。

厚生労働省は2年ごとに全国の医師の人数などをまとめていて、最新の発表によりますと、おととし時点での全国の医師は34万3275人で10万人あたり274.7人でした。
新潟県内の医師は4894人で10万人あたり227.3人となり、前回と比べると9.1人増えましたが、全国平均をおよそ50人下回っています。
ほかの都道府県をみると埼玉県が最も少ない186.2人、次いで茨城県が212.3人、千葉県が215.8人で、新潟県は4番目に少ない結果となりました。
新潟県は深刻な医師不足を解消するため医学部の学生に奨学金を貸与して、県内での勤務を義務づける医学部の「地域枠」の拡大や、研修医向けのプログラムの作成といった施策を続けていて、県としてはこうした試みが徐々に効果を上げているとして、引き続き医師の確保に力を入れる方針です。