SNS上の著名人広告で約3600万円だまし取られる被害

ことし1月、佐渡市の70代の男性が、SNS上で著名人を名乗る広告を見つけてタップしたことをきっかけに投資話を持ちかけられ、合わせておよそ3600万円をだまし取られる被害があり、警察が詐欺事件として捜査しています。

警察によりますとことし1月、佐渡市に住む70代の男性がスマートフォンで株式に関する情報を閲覧していたところ、実在する著名な実業家を名乗る人物の広告を見つけました。
男性がその広告をタップしたところ、別のSNSで友達登録をするよう誘導され、10数人が参加するグループに入ったということです。
その後、著名人を名乗る人物から「資産倍増計画を始めます」などと投資話を持ちかけるメッセージが届くようになり、話を信じた男性はSNSで指示されるまま、およそ2か月の間に合わせておよそ3600万円を指定された口座に振り込んで、だまし取られたということです。
男性が開設したというインターネット上の口座から現金の払い出しができなかったことなどから被害に気づいたということで、警察はSNSでやりとりを重ねて信用させ、金銭をだましとる「SNS型投資詐欺」として捜査しています。