南魚沼の酒造関連会社製造のジン 国際的品評会で世界最高賞

南魚沼市にある酒造メーカーのグループ会社が製造したジンが、ことし2月にイギリスで開かれた国際的な品評会で世界最高賞を受賞し、24日、会社の社長らが県庁を訪れて花角知事に報告しました。

南魚沼市にある酒造メーカーのグループ会社は、3年前から北海道ニセコ町でジンを製造していて、ことし2月にイギリスで開かれた国際的な品評会「ワールド・ジン・アワード」のクラシックジン部門で、世界最高賞を受賞しました。
会社によりますと日本企業が製造したジンが、この品評会で世界最高賞を受賞するのは初めてだということです。
この会社の南雲二郎社長らが24日県庁を訪れて花角知事と面会し、受賞したジンについて、北海道のヤチヤナギや二ホンハッカ、それにラベンダーなどを使い、カクテルではなくストレートでも味わえるよう工夫したことなどを説明しました。
花角知事は、「世界最高賞は本当にすごいことだと思う。新潟の企業が各地で活躍されるのはうれしいです」と述べ、受賞をたたえていました。
この会社では、ことし9月ごろに米を原料にしたウイスキーも発売する計画だということです。
ジンを製造した「ニセコ蒸溜所」の南雲二郎社長は、「ジンを作りだして3年で、世界から認められるコンテストで最高賞をもらえたのはうれしい。事業の新たなスタートになりました」と話していました。