長岡市 カーシェアリングの実証実験開始 “脱炭素に向け”

長岡市は、市内を走る車を減らして温室効果ガスの排出削減に取り組もうと、住民などが利用できるカーシェアリングのサービスを提供する実証実験を23日から始めました。

「ノサシテ」と名付けられたこの実証実験は、長岡市が市内の車販売会社などと連携して行うもので、23日、カーシェアリングの車がとめられている市中心部の駐車場で式典が行われました。
この中で、実験で使われる車を提供した車販売会社の金子喜彦社長が「車は住民生活や企業活動にとって重要で利便性が高いが、環境に対する影響は小さくなく脱炭素に向けた取り組みは避けては通れない。今回のプロジェクトによってその一助になれば」とあいさつしました。
このあと、テープカットが行われサービスの開始を祝いました。
市などによりますと、今回の実証実験では3台の車が使われ、スマートフォンで専用のアプリから予約を行い、通常料金で15分あたり220円で利用できるということです。
実証実験は半年間行われ、市などはどのような人が利用したかや、利用した感想などを分析し、事業の展開などについて検討する方針です。
長岡市環境部の佐山靖和部長は「市内では1人1台車を持っている家庭が多い。今回の実証実験でカーシェアの利便性をまず体感してもらうことで、市内の車の台数を減らすことにつなげられれば」と話していました。