Noism Company Niigata設立20周年会見

新潟市民芸術文化会館の専属舞踊団、「Noism Company Niigata」がことし設立20周年を迎えました。
その記念公演を前に19日、記者会見が行われ、芸術総監督の金森穣さんが「人間とは何かということを軸に集団として表現したい」と意気込みを語りました。

「Noism Company Niigata」は2004年4月、新潟市民芸術文化会館、「りゅーとぴあ」を拠点として設立された、国内初の公共劇場専属の舞踊団で、特定の主義を持たずに独自の舞踊芸術を創造することを目指しています。
設立20周年の記念公演がことし6月に行われるのを前に、19日、芸術総監督の金森穣さんと所属するメンバーが記者会見しました。
それによりますと、公演で披露されるのは、この20年が一瞬のようだったという実感などを込めた「Amomentof」と、同じ季節は2度とやってこないというメッセージを込めた「セレネ、あるいは黄昏の歌」の2作品で、振り付けは金森さんが担当します。
会見のなかで金森さんは「科学や技術の恩恵を受けている一方で、技術の利便性によって脅かされているものや忘れられているものと向き合うきっかけを与えるのも芸術の1つの力だ。人間とは何かということを軸に集団として表現したい」と意気込みを語りました。
記念公演は6月28日から30日まで、新潟市中央区の「りゅーとぴあ」で行われます。