パリ五輪 代表内定 水沼尚輝選手の激励会 新潟医療福祉大学

パリ五輪 代表内定 水沼尚輝選手の激励会 新潟医療福祉大学

パリオリンピックの開幕まで17日で100日です。
競泳で2大会連続となるオリンピックの日本代表に内定している水沼尚輝選手の激励会が、所属先の新潟医療福祉大学で行われました。

水沼選手は栃木県出身の27歳。
新潟医療福祉大学の職員で、先月行われた代表選考の大会で派遣標準記録を突破し、男子100メートルバタフライで2大会連続となるオリンピックの日本代表に内定しました。
17日大学で激励会が行われ、西澤正豊学長が「ひのき舞台で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、新潟から精いっぱいの応援を送ります」とエールを送りました。
これを受けて水沼選手は「個人の種目で決勝に進むのが一番の目標です。決勝ではベストタイムを出したいと思います」と述べ、活躍を誓いました。
水沼選手は3年前の東京オリンピックで準決勝まで進み、パリオリンピックでは競泳の日本代表のキャプテンを務めます。
記者会見で水沼選手はパリオリンピックについて「不安に思う部分はたくさんありますが、これまでのトレーニングと自分自身の心を信じ、残り100日でしっかり磨き上げていきたい」と話していました。
水沼選手は、来週から行われる日本代表の一部が集まる合宿に参加し、コンディションを整えていくということです。
パリオリンピックは7月26日に開会式が行われます。

激励会のあと水沼選手は、大学構内のプールで練習を公開しました。
はじめに水沼選手は入念にストレッチをしたあと、複数のメニューを連続して行う「水中サーキットトレーニング」という練習を行い、大学の水泳部の部員とともに、足ひれを着けた状態で泳いだり、スタートとプールの中間までを往復したりしていました。
水沼選手を指導する新潟医療福祉大学水泳部の下山好充監督によりますと、この練習は泳ぎの基礎となる体づくりが目的で、瞬発力の強化などが期待されるということです。