「脱炭素」地元のコメ原料のゴミ袋 活動参加小学生にお披露目

脱炭素の取り組みの一環として、地元で収穫されたコメなどを原料とする指定ゴミ袋の販売が始まった新潟市で、コメの収穫を手伝った小学生にゴミ袋をお披露目する催しが開かれました。

新潟市は、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする目標を掲げていてその取り組みの一環として、14日から燃やしたときに二酸化炭素の排出量が少なくなるバイオマスプラスチックを使った指定ゴミ袋の販売を始めました。
このゴミ袋には新潟市西蒲区と江南区で去年秋に収穫されたコメが原料として使われています。
16日は、このコメの収穫を手伝った西蒲区にある潟東小学校の6年生の児童にゴミ袋をお披露目する催しが開かれました。
催しには中原市長やゴミ袋の製造会社の社長らが参加し、中原市長が「これからも環境によい都市を目指すのでよろしくお願いします」と呼びかけました。
そして子どもたちは、コメとプラスチックを混ぜてゴミ袋を作る仕組みについて説明を受けたあと、ゴミ袋に触り感触を確かめていました。
参加した児童は「この取り組みが二酸化炭素を減らすことに貢献していることがわかりました」とか、「環境によいことができてうれしいです」などと話していました。
新潟市によりますと、この指定ゴミ袋は20リットル入りで、今回は500万枚作られ、ことしの秋に収穫するコメを原料として来シーズンも作られる予定だということです。