柏崎の飲食店でノロウイルスによる食中毒 21人が症状訴え

柏崎市の飲食店が提供した弁当を食べた合わせて21人が発熱や下痢などの症状を訴え、このうち18人が病院で治療を受けました。
柏崎保健所はノロウイルスによる食中毒と断定し、この店を9日から3日間、営業停止処分にしました。

県によりますと、今月4日、医療機関から「診察した職場の同僚10人程度が胃腸炎の症状を発症している」と柏崎保健所に連絡がありました。
保健所が調べたところ、柏崎市の飲食店「株式会社いしと」が今月2日と3日に提供した弁当を食べた合わせて21人に、発熱や下痢、吐き気などの症状があったということです。
このうち18人が病院で治療を受け、全員が快方に向かっているということです。
患者や店の従業員からノロウイルスが検出されたということで、保健所はノロウイルスによる食中毒と断定し、9日から11日までの3日間、店を営業停止処分にするとともに調理設備の消毒や従業員の健康管理を徹底するよう指示しました。
ノロウイルスによる食中毒を防ぐため、県は加熱調理食品は十分に加熱することや調理前やトイレのあとに手洗いを徹底することなどを呼びかけています。