選挙区内有権者に日本酒 梅谷守衆議院議員の告発状検察に提出

立憲民主党の梅谷守衆議院議員が、上越市内の団体に日本酒を渡していたとして公職選挙法違反の疑いで9日、糸魚川市の行政書士が告発状を検察などに提出しました。

衆議院新潟6区選出で立憲民主党の梅谷守議員はことし1月、選挙区内の上越市で行われた町内会の行事で、有権者に日本酒を渡していたことが関係者への取材で分かっていて、梅谷氏は取材に対して「軽率で、深く反省している」などと述べています。
9日、糸魚川市の行政書士が県庁で記者会見を開き、梅谷氏を公職選挙法違反の疑いで新潟地方検察庁と県警察本部に代理人の弁護士を通じて告発状を提出したことを明らかにしました。
行政書士によりますと、梅谷氏は去年7月ごろからことし2月ごろにかけて、上越市内の町内会など5つの団体に対して6回にわたって日本酒を渡したとしています。
行政書士は「全容の解明がされないままではいけないと思い、有権者の1人として告発した。厳しく処罰することを望んでいる」と話していました。
行政書士は、自民党員だということですが、党とは関係なく自分の意思で告発したとしています。
公職選挙法では国会議員など公職にある人が選挙区内の人に金品などを寄付する行為を禁止しています。
告発状について行政書士の代理人の弁護士によりますと現時点で受理されていないということです。
梅谷議員は、新潟県議会議員を経て3年前の衆議院選挙で、当時の新潟6区から立候補し、初めて当選しました。