「特定失踪者」中村三奈子さんの母親が空港で情報提供呼びかけ

北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者の1人、中村三奈子さんが行方不明になって今月で26年となり、新潟空港では6日、三奈子さんの母親のクニさんが情報提供を呼びかけました。

中村三奈子さんは、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者、いわゆる「特定失踪者」の1人で、26年前の1998年4月7日、新潟空港から韓国へ出国した記録を最後に行方がわからなくなりました。
県による拉致問題を考えるパネル展が6日から新潟空港で始まり、三奈子さんの母親のクニさんも参加し、写真のパネルを展示する作業を三奈子さんの同級生らと行いました。
このあと、空港を訪れる人や去年10月に3年ぶりに再開したソウル線の利用者に対してチラシを配るなどして情報提供を呼びかけていました。
三奈子さんの母・クニさんは、「韓国の方も足を止めてくださって、関心持ってくださっていると感じました。飛行機に乗ったのが三奈子なのか他の人なのかはわからないが、元気でいてくれると思って、忘れられないようこれからも活動したい」と話していました。