新潟市「ラムサール条約湿地自治体」推進でプロジェクトチーム

湿地の保全などに取り組む自治体に与えられる「ラムサール条約湿地自治体」に国内で初めて認証された新潟市は、国の内外から人を呼び込むことや湿地の保全に全庁を挙げて取り組もうと、プロジェクトチームを立ち上げました。

ラムサール条約に登録されている西区の佐潟をはじめ、16の「潟」がある新潟市は、おととし、湿地の保全などに取り組む自治体に与えられる「ラムサール条約湿地自治体」に国内で初めて認証されました。
これを受けて、市は認証されたことをPRして国の内外から人を呼び込むことや湿地の保全に全庁を挙げて取り組もうとプロジェクトチームを立ち上げ、5日、メンバーに辞令が交付されました。
プロジェクトチームは市の関係部局や8つの区の課長補佐級の職員などあわせて30人で構成されています。
このなかで、チームを取りしきる本間金一郎統括政策監が「所管する分野の知見をラムサールの施策に反映させていただきたい」と訓示を述べました。
プロジェクトチームでは今年度、SNSを活用したプロモーション活動やオリジナルのロゴマークの作成のほか、ガイドの育成や多言語看板の設置など受け入れ体制の整備を進め、将来的には国際会議の誘致なども進めていきたいとしています。
本間統括政策監は「16ある里潟は地域の宝なので、市民に知っていただくとともに、多くの人に見てもらえるように全庁一丸となって取り組んでいきたい」と話していました。