新潟 佐渡で赤泊地区の春祭り 本格的観光シーズンの幕開け

年間150の祭りや郷土芸能が行われる佐渡市で、本格的な観光シーズンの幕開けとなる赤泊地区の春祭りが行われました。

赤泊地区の祭りのうち、春に行われる「上浦祭り」は地元に長年伝わる地元の神社の祭礼です。
1日は神社の境内で、3匹の獅子にふんした地元の人たちが太鼓をたたきながら踊って、霧の中ではぐれた獅子の親子が山の中で再会し、喜ぶ様子を表現する「小獅子舞」が披露されました。
このあと、長さ10メートルほどの「大獅子」が地区を練り歩いて、無病息災などを祈っていました。
3歳の子どもと祭りに参加した母親は「親子で健康に過ごせるように願いました」と話していました。
70代の男性は「1年に一度の祭りなので、わくわくします。きょう1日、楽しみます」と話していました。
赤泊の杉野浦地区の菊地幸雄区長は「元気なうちは、祭りを絶やさないように頑張りたいです」と話していました。
佐渡市では年間150の祭りや郷土芸能が行われ、例年、この春祭りのあと、観光シーズンが本格的に始まることになります。