長岡市が猟銃の購入費を補助へ クマなど野生動物対策強化で

クマをはじめとした野生動物への対策を強化するため、長岡市は一定の条件を満たした人が初めて猟銃を購入する場合、最大で半額まで費用を補助することになりました。

長岡市が補助するのは、市の任命を受けて駆除にあたる「長岡市鳥獣被害対策実施隊」に入るなど一定の条件を満たした人で、初めて猟銃を購入する場合、15万円を上限に最大で半額まで費用を補助します。
こうした支援の背景には、クマによる人的被害などが相次ぐ一方、野生動物の駆除にあたる市の任命チームに所属して猟銃を所持する人は、6割が60歳以上で、将来の担い手不足が懸念されていることがあるということです。
長岡市の鳥獣被害対策課は「クマなどの被害が深刻化する一方で駆除をする人が不足し、このままでは市街地にクマが現れかねない。猟銃の購入費用を補助することで、新たな担い手を呼び込むきっかけにしたい」と話しています。