新潟 西区で特殊機械使った住宅の耐震調査 液状化被害受け

ことし1月の能登半島地震で液状化による被害が出た新潟市西区で、わずかな振動も捉える特殊な機械を使った住宅の耐震調査が29日行われました。

これは地盤の揺れやすさや家屋の耐震性などを調査する東京の会社が、能登半島地震で被災した新潟県や石川県などの住宅を対象に無償で行っています。
29日は液状化による被害を受けた新潟市西区の住宅で調査が行われました。
会社によりますと、地盤や住宅は、付近の川の流れや自動車の走行などによってわずかに揺れているということで調査員は、人が感じないようなわずかな振動も捉える特殊な機械を住宅の床や敷地に複数設置し、地震の際、建物のどの部分に力がかかりやすいかといった点を調べました。
調査結果は会社で分析した後、依頼主と共有し、住宅の補強に役立ててもらうということです。
依頼した40代の男性は「建物の修理に役立てたいと思い調査をお願いしました。会社でデータを蓄積して別の地域での調査にも活用するということなので、自宅のデータも役立ててもらいたい」と話していました。
また調査を行った会社の戸成大地社長は「今回の調査で住宅の耐震性などが分かると思います。建物の修理などにデータを活用してほしい」と話していました。