新潟市 新型コロナウイルス対策本部 今月末で廃止へ

新潟市は、新型コロナウイルスに対応するため4年前に設置した新型コロナウイルスの対策本部を今月末で廃止することを決めました。
ワクチンの無料接種や病院での病床確保は終了することになります。

新型コロナウイルスの患者などへの支援について、厚生労働省はこれまで治療薬の公費負担など一部で継続していた支援策を今月末で終了し、来月から新型コロナは通常の医療体制での対応に完全に移行されます。
22日、新潟市役所で対策本部会議が開かれ、これまで4年あまりにわたって設置してきた対策本部を廃止することを決めました。
これにより、ワクチンの無料接種は終了し定期接種に移行されるほか、病院での病床確保は終了して一般病床で対応することになります。
今後は、新型コロナの感染が疑われる場合などは、救急医療電話相談やAI救急相談アプリなどを活用してもらうよう周知を進めることにしています。
また、新潟市は新たな感染症が発生した場合に備えるために「感染症予防計画」を策定するほか、保健所の対応力を強化するため訓練や研修会を実施して専門性のある人材を育成していくとしています。
会議の終了後、中原市長は「ウイルスがなくなったわけではないので市民の皆さんには引き続き基本的な感染症対策を行いながら日常を過ごしてほしい」と話していました。