「はんが甲子園」地元佐渡の学校が文部科学大臣賞 新潟

高校生が版画の技術を競う「はんが甲子園」が佐渡市で開かれ、佐渡中等教育学校の生徒たちが作った版画が最優秀にあたる文部科学大臣賞に選ばれました。

「はんが甲子園」は版画の愛好家が多く、専門の美術館もある佐渡市で毎年開かれていて、ことしは団体戦に全国から選抜された14の高校などが参加しました。
版画のテーマは「発見!!佐渡」で、生徒たちは3人1組となり、3日間かけて佐渡市で題材を探し、それぞれの作品を完成させました。
最終日の20日は表彰式が行われ、最優秀にあたる文部科学大臣賞には地元の佐渡中等教育学校の生徒たちが作った「舞のかざしのその暇に」という作品が選ばれました。
この作品は、能楽師と竜を中央に配置し、その周りにトキと月を彫り込んだ幻想的な作品で、色彩も評価されたということです。
佐渡中等教育学校が文部科学大臣賞に選ばれるのは初めてで、生徒たちは、「みんな疲れていたのでことしもだめだと思っていました。まだ夢を見ている感じです」と受賞を喜んでいました。